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FAQ パーソナル断裁機180/200シリーズ についてのご質問にお答えします
001-刃の寿命について教えて!?
Answer
まず「断裁機の刃はどれくらい長く使用できるのか?」についてです。これは、
刃に使用している材料により大きく変わります。ゾーリンゲン等が有名なドイツ
製の刃ですが、実は刃の材料としてはそれほど良い材種では有りません。しか
しながらヨーロッパで多く使用されている紙は、あまり質の良くない物で、それら
を切るのには十分だと思われます。これに対して日本製の紙類の質は非常に
高く、漂白されているものもあり、刃先を傷めます。このため当社では刃先に
SK-Hと言う材料を使用いたしております。
SK-Hとは通常ハイスと呼び、正式には
高速度鋼(ハイスピード鋼:high-speed steel)と呼ばれるものです。
当社では、紙質の高い国内の書籍などを長期に
およびカットするにはやはり刃先にはハイスが一番だと確信いたしております。
では「なぜ他のメーカーがハイスを使用しないか」ですがそれは刃物が高価に
なるからです。まず材料が高価であるから。そして次にハイスを使用した刃を
作るには高度な技術が必要だからです。
他社がハイスを使用しない理由は刃物の製作に手間とコストがかかるからです。
刃物の製作につきましては、後日詳しく当社ホームページにて解説させていた
だきます(近日公開予定)が、ここでは簡単に違いを説明いたします。材料が
一種類のものと当社のように二種類の材料を合わせて製作する場合では工程の
数が全く違います。当社ではハイスを軟鉄に貼り付けて二種類の材料を
高温で焼付け1枚の材料にします。ハイスは高価なので1枚では使用できませ
んし刃物全部をハイスにする必要も有りません。
この二種の材質の違う刃は焼き付けるとそれぞれ組成が違うので複雑に歪
んでしまいます。当然一種類の材料であれば歪みも変わりません。この複雑
に歪んだ刃物を職人の手作業により、一枚一枚丁寧に歪みを取り除き、研磨
をして刃物に仕上げます。昔ながらの日本刀や大工道具に通じる工程でも
あります。
さて、最初の質問に戻りますがそれらの刃の寿命はどうなのか?という話で
すが、ほぼメーカーの回答は横並びで同じしょう。なぜならば刃先を欠かない
限り自然の状態では何処まで切れるかの回答が出来ないからです。皆さん
が台所で使用している包丁と同じで急に全く切れなくなる事はないからです。
この時の違いは切れ味なのです。刃物の切れ味が鈍っても、力を入れれば
暫くはまだ切れます。しかし、その切れ味に違いが出てきます。
ドイツ製などは切れ味はあまり感じませんが長く切れるような気がします。
ハイスを使用したものは切れ味が良く長く切れます。
そうではない刃は機械の構造を利用し力任せに切るようになります。
この違いは比べて頂かなければわかりません。断裁機と謳うわけですから、
どんな製品でも「全く切れない」という状態にはならないと思われます。
パーソナル断裁機 FAQ(frequently asked questions) | ||
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001 | 刃の寿命について教えて!? | |
002 | 刃物は交換した方が良いか?研磨した方が良いか? | |
003 | メンテナンスパックの申し込み方法は? |
自炊断裁機スタックカッター200DX
仕 様
サイズ 使用時 400(W) x 340(D) x 420(H) mm
ハンドル収納時 400(W) x 340(D) x 170(H) mm (安全装置を含む)
立て置き収納時 400(W) x 170(D) x 395(H) mm
本体の重さ 約 9.8kg ケース収納時:約11kg
定 価 オープン価格
断裁寸法 厚さ 18mm (PPC用紙<0.09mm厚で換算>約200枚)
幅 306mm (A4ヨコ対応)
カットライン表示 赤色LED使用 : 単三電池二本付属
運搬用カートン寸法 460(W) x 215(D) x 450(H) mm (手提げ仕様)